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【令和バブル前夜】牽引するのは海外投資家、恩恵を受けるのは富裕層 庶民に景気回復の実感なく「80年代バブルのようにはなりにくい」

 さらに根深いのが、国中に蔓延する「バブル嫌悪」の空気である。

 元日銀審議委員で名古屋商科大学ビジネススクール教授・原田泰氏が語る。

「1990年代初頭のバブル崩壊、それによる『失われた30年』のトラウマから、この国では少しでも景気拡大が続くと、それをバブルだとマイナスに捉える風潮がいまだに強い」

 確かに経済成長が永続することはない。いつかは停滞し、消える可能性があるからこそバブル(泡)と呼ぶのだろう。

※週刊ポスト2024年2月23日号

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