駅まで何分かかるか、表示が当てにならない
PR代理店勤務の30代女性・Bさんも、物件選びの難しさを知った一人だ。「駅まで徒歩○分」「渋谷まで電車で○分」という表記の問題に落とし穴があった。
「駅まで何分かかるかって本当にあてにならない。実際に住んで歩いたら、信号や踏切がやたら多く、徒歩8分どころか15分近くかかることもありました。
また、電車の時間にも罠があります。『渋谷まで急行15分』とか書かれていても、通勤時間帯なんかだと、25分近くかかるといったことがあります。いずれも目安ではありますが、少なめ見積もられがちなことは頭に置いておいたほうがいい。可能なら、自分で歩いたり電車に乗ったりして確認したいですね」
「夜に内見」の落とし穴
前出・Bさんによれば、内見する時間帯も大切だという。
「個人的には『昼間』がおすすめです。私の場合、仕事が忙しくてなかなか内見の時間がとれず、夜に行ったことがありました。
そのとき、一旦保留にしようとすると、一緒に行った不動産業者から『人気物件だから、すぐ決めないと次の申し込みが入ってくる』と言われ、焦って契約。実際住んでみると、日当たりが全然よくありませんでした……。
ただ、夜は夜で、周辺環境によっては怖いとか、繁華街でうるさいといったこともあるので、可能なら昼に内見をして日当たりなどを確認した後、夜に周辺をチェックできたら完璧だと思います」(Bさん)