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【春は北陸に応援旅行】JRから私鉄まで「3つの割引きっぷ」を完全解説 北陸応援割の開始前から利用できる

【2】JR西日本「北陸おでかけtabiwaパス」は通常2450円が980円に

 JR西日本が販売している北陸地方の鉄道フリーパスが、下記の期間のみ通常2450円のところ、60%引きの980円で利用できる。また、通常は土曜・日曜・祝日のみの利用で3日前までの購入が義務づけられているが、今回は平日も利用可能なうえ、前日まで購入が可能となっている。

・名称:北陸おでかけtabiwaパス
・発売期間:2024年2月14日~3月14日(利用1か月前から前日までの購入)
・利用期間:2024年2月16日~3月15日
・有効期間:1日間
・金額:980円(子ども料金の設定はなし)
・利用区間:北陸エリア自由周遊区間内、普通列車の普通車自由席が乗り放題。別途特急券を購入すると特急列車にも乗車できるが新幹線は利用できない
・発売箇所:JR西日本のアプリtabiwaで会員登録のうえ購入

「北陸おでかけtabiwaパス」の北陸エリア自由周遊区間

「北陸おでかけtabiwaパス」の北陸エリア自由周遊区間

【お得な利用方法】
 現地までの往復は富山空港・小松空港など空路を利用するほか、首都圏からなら出発14日前までに「旅せよ平日!JR東日本たびキュン 早割パス」(1万円)を購入し、平日に東京~青森~新潟~直江津(もしくは青森~大宮~上越妙高~直江津)と移動して、翌日直江津駅から使い始めるという方法がある。

 3月1日以降なら、青春18きっぷと組み合わせることで、敦賀駅から米原駅経由で首都圏まで戻ってくるような旅程を組むこともできる。なお、直江津から敦賀まで単純に移動するだけでも通常は6210円かかるので、割引率は実に84%におよぶ。

【3】「あいの風・IR・ハピライン連携 北陸3県2dayパス」は北陸応援割との併用可能

・名称:あいの風・IR・ハピライン連携 北陸3県2dayパス
・発売期間:2025年3月30日まで 当日までの購入
・利用期間:2024年3月16日~2025年3月30日の土曜・日曜・祝日。そのほか春休み・ゴールデンウィーク・7月後半・8月・10月~12月の全日・シルバーウィーク・年始の平日など
・有効期間:2日間
・金額:2800円(子ども料金1400円)
・利用区間:「あいの風とやま鉄道」「IRいしかわ鉄道」「ハピラインふくい」の全区間(越中宮崎駅~敦賀駅間)
・発売箇所 Maasアプリ「tabiwa by WESTER」「my route」「RYDE PASS」のいずれかで購入。

【お得な利用方法】
 今回紹介した3つのきっぷの中では、唯一北陸応援割との併用が可能となるきっぷだ。そして、3月16日の北陸新幹線の敦賀延長後に利用が開始できる。JRの路線は利用できないので、北陸地方を横断するような使い方をする場合に有効。特に関西方面から敦賀駅までのきっぷと組み合わせることで効力を発揮する。

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