新生活や模様替えなど、春に向けて照明の購入や入れ替えを検討する人もいるだろう。照明は部屋の印象や居心地の良さに大きく関わるものなので、自分のニーズに合ったものを見つけたいところ。
とはいえ、理想的なものを見つけて購入したつもりでも、実際に生活してみると思わぬ落とし穴に気づくケースもある。照明選びで後悔したことがあるという人たちに、その事情を聞いてみた。
明るさが部屋の広さに合わなかった
IT企業勤務の30代男性・Aさんは、LEDシーリングライトの「明るさの選択でミスを犯した」と振り返る。
「20平米ほどのワンルームで狭かったので、『6畳用』でいいかと思って適当に購入しました。ただ、日常使いなら問題なかったのですが、その後リモートワークをするようになり、もう少し明るいモデルを買えば良かったと後悔しました。結局、暗めの部屋で仕事する状況に我慢できなくなり、調光ができる12畳用に買い替えました。明るさはこれで正解でしたね」
Aさんが買ったのはスピーカーと一体型のモデル。とはいえ、そこにも予想外の落とし穴があった。
「スピーカー付きなら上から音が降り注ぐので、家に居ながらにして店内のような感覚を味わえるというので、買ったんです。
確かに省スペース化のメリットはあるのですが、どちらかの機能が故障すると一体型を買った意味がなくなります。私の場合スピーカーだけ故障して、ただのシーリングライトに……。これなら最初から機能を分散して別々に買った方が良かったのかもとは思いますね」(Aさん)