家計

【世帯年収1700万円でも…】都内パワーカップルの意外と質素な生活 「贅沢はコンビニのつまみで公園飲み」「妻に『庶民感覚に寄せてくれる?』とお願い」

結婚で貯金を使い尽くし節約生活スタート

 都内の国立大学出身の男性・Cさん(32歳/不動産営業)は、昨年、年上の女性・Dさん(37歳/社長秘書)と結婚。Cさんは年収約750万、妻のDさんは年収約900万円のパワーカップルだ。

「2年前にマッチングアプリで知り合った彼女と交際を始め、昨年結婚しました。まだ新婚ほやほやです。彼女が割と華やかなタイプで、婚約指輪に約100万円、理想の結婚式をしたいというので、それも叶えて400万円ほどかかりました。これで僕の貯金はゼロになりましたね。

 彼女の方が年収は高いですが、『なるべく貯金をしておきたいから』という彼女の意思を尊重して、14万円の家賃はすべて僕が払っています。正直、都内で暮らす以上、まったくお金に余裕はないです。男同士の飲み会もだいぶ断っていますし、趣味のロードバイクやギターの機材収集も諦めモードです」(Cさん)

 そんなCさん夫婦の“プチ贅沢”は、自宅での焼肉だ。

「あと結婚してから変わったのは焼肉ですね。結婚前のデートでは、キラキラした世界観が好きな彼女に合わせて六本木とか西麻布で焼肉屋を予約したりと奮発していました。ただ、結婚式などで余裕もなくなったので、彼女には『ちょっと庶民感覚に寄せてくれる?』と、お願いしたんです。

 そこで3000円くらいの焼肉グリルをネット通販で買って、換気扇の下でおうち焼肉をしたんですよ。スーパーで国産黒毛和牛A5ランクのイチボとかサーロインとか、ちょっと良い肉を買って焼いてあげたら『結構おいしい!』と喜んでくれました。結婚前よりも派手な暮らしなんてできませんけど、色々と工夫して息抜きをしている感じです」(Cさん)

 共働き夫婦のなかでも経済的な余裕があるとされるパワーカップル。しかし、都心では住宅価格や家賃相場が高いうえ、生活コストも嵩むとあって、ぜいたくな暮らしは難しいという。そうしたなかで、それぞれが工夫しながら“プチぜいたく”を楽しんでいるようだ。

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。