・3月4日-8日週に発表される主要経済指標の見通しについては、以下の通り。
○(米)2月ISM非製造業景況指数 4日(月)日本時間5日午前0時発表予定
・予想は53.0
参考となる1月実績は53.4と12月実績を上回った。新規受注の増加と雇用回復が要因。2月については、新規受注は1月実績を下回る見込みであるものの、投入価格指数や雇用指数の高止まりが予想されるため、1月実績に近い水準となる可能性がある。
○(欧)欧州中央銀行(ECB)理事会 7日(木)午後10時15分発表予定
・予想は政策金利の据え置き
ECBのデギンドス副総裁は、「利下げを開始する前にさらにデータを確認する必要がある」との考えを示しており、理事会メンバーの大半が同じ考えであることから、利下げ開始は6月になるとの見方が多いようだ。
○(米)1月貿易収支 7日(木)午後10時30分発表予定
・予想は-617億ドル
参考となる12月実績は-622億ドル。石油輸出額は過去最高を記録しており、貿易収支の改善に寄与した。1月については工業用品と消費財の輸入額はやや増えるものの、石油輸出はまずまず順調であることから、貿易赤字が拡大する可能性は低いとみられる。
○(米)2月雇用統計 8日(金)午後10時30分発表予定
・予想は、非農業部門雇用者数は前月比+18.0万人、失業率は3.7%
2月の非農業部門雇用者数は1月実績を下回る見込みだが、それでも15万人超の雇用増が予想されており、雇用情勢は引き続き良好であることを示唆するデータになりそうだ。失業率は横ばいが予想される。
○その他の主な経済指標の発表予定
・5日(火):(米)2月ISM非製造業景況指数
・6日(水):(豪)10-12月期国内総生産(GDP)、(加)カナダ中央銀行政策金利発表
・7日(木):(中)2月貿易収支
・8日(金):(日)1月経常収支
【予想レンジ】
・149円00銭-152円50銭