層の厚いエンジェル投資家、大きな資金力を持つベンチャーキャピタル、よく整備された資本市場を持つ米国との格差を考えれば、ビジネスとして日本がこの分野で最先端の一角を占めることですら極めてハードルが高い。日本を本当に復活させるためには乗り越えるべき壁は多く、その道のりはまだまだ厳しいのではないか。
文■田代尚機(たしろ・なおき):1958年生まれ。大和総研で北京駐在アナリストとして活躍後、内藤証券中国部長に。現在は中国株ビジネスのコンサルティングなどを行うフリーランスとして活動。ブログ「中国株なら俺に聞け!!」も発信中。