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投資

NISAで買うのはもったいない? 株主優待投資を成功に導く4つのポイント

【優待成功のポイント3】NISAの成長投資枠を柔軟に活用する

 利益や配当に課税されない新NISAの成長投資枠は、優待株より株価成長期待が高い銘柄を優先するほうが有利になることもある。株主優待はそもそも課税されないので、値上がり期待がそれほど高くない銘柄に非課税枠を使うのはもったいないからだ。自身の資金額とお目当ての株の値上がり期待を考慮したうえで、どの口座で投資するかを判断しよう。

【優待成功のポイント4】改悪・廃止リスクに備える

 株主優待は永遠に実施されるものではなく、企業の決定で突然廃止されたり、内容が変更されることもある。業績が堅調な企業で、優待を廃止して配当を充実させる意図であれば株価に影響しないこともあるが、業績不振で突然優待を廃止するような場合は株価が下落しやすい。特に、クオカードやカタログギフトなど自社製品・サービスと関係がなく、企業側の持ち出しが大きい優待のほうが廃止のリスクも高いので、業績や株主還元に対する考え方などは確認しておきたい。

【プロフィール】
森田悦子(もりた・えつこ):地方新聞記者、編集プロダクションを経て独立。主な執筆分野は資産運用、年金、社会保障、金融経済、ビジネス。新刊は『知っている人だけが得をする 定年前後のお金の選択』(青春新書インテリジェンス)。在発売中の『週刊ポストGOLD 新NISAで儲ける決定版』では、いま注目の株主優待銘柄40を厳選、紹介している。

※週刊ポストGOLD 新NISAで儲ける決定版より

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