スーパーには約30種類の納豆がある
お米の相棒である『納豆』といえば「水戸(茨城県)」のイメージが強い。しかし、納豆にいちばんお金を使っているのは岩手県盛岡市(6810円)だった。
盛岡生まれ盛岡育ちの地元アイドル・ふじポン(45才)が誇らしげに言う。
「盛岡のスーパーはどこでも20~30種類の納豆を揃えていて、県外の人たちが納豆ゾーンのあまりの広さに驚くほど。私にはそれが当たり前の光景なので、驚かれることにこちらが驚いてしまいます(笑い)。
新型コロナの流行が始まった頃、岩手県は感染者ゼロの期間が長かったのですが、その理由について街頭インタビューしたときには、“納豆を食べているから免疫力が高いのではないか”という声がありました」
そんな納豆好きの盛岡市民から特に愛されているのは、岩手県産の大豆を使い、昔ながらの製法で作られた「花巻納豆」だという。
「ひきわりと中粒タイプがあり、私はごろっとした食感を感じられる中粒が好き。盛岡市には、1963年に納豆巻きを考案した元祖の寿司店『三寿司』があります。ねぎやわさび、塩を混ぜた大粒の花巻納豆を巻いた細巻きで、お酒にもよく合うんですよ」(ふじポン)
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