「酒類」は5位でも「清酒」は1位
盛岡といえば、じゃじゃ麺やわんこそばが有名だが、「キムチ納豆ラーメン」もソウルフードのひとつなのだとか。おいしい酒蔵が全国各地にあることから、激戦が予想された『清酒』では秋田県秋田市が1万1276円で1位。ビールやウイスキーなども含む「酒類」の順位は5位なので、秋田市民は特に清酒を好んで飲んでいることがわかる。
秋田市出身のご当地タレント・シャバ駄馬男(55才)は「当然の結果」と深くうなずいた後、秋田市ならではの「習慣」をこう明かす。
「たしかに“乾杯はビールではなく地酒で”という『乾杯条例』を守る人が多いです。
『練習』という習慣もある。例えば午後6時集合といっても秋田の人は時間通りに来ないことが多いんです。地元では『秋田時間』なんて言葉があるほど。そんなときは先に来た人たちが乾杯前に“練習しようか”と言って飲み始めてしまう。なかには家で『自主練』してくる人もいます(笑い)」
秋田市では、若い世代や女性の清酒好きが増えているのも1位になった理由ではないかと、シャバ駄馬男は分析する。
「秋田県には40近い酒蔵がありますが、全国の酒どころと比べれば多いわけではない。でも、カフェを併設したり、スタイリッシュなラベルにしたりと、若い世代に興味を持ってもらう努力をしています。私は地元で結婚式の司会をよくやらせてもらいますが、ここ10年ほど若い世代で流行っているのが、『日本酒ビュッフェ』。会場の一角に新郎新婦が厳選した日本酒が“ご自由にお飲みください”と5、6種類用意されていて、お酒好きの女子たちがそれを目当てに駆けて行くのをよく目にします」
※女性セブン2024年3月28日号