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【ドル円週間見通し】日銀の緩和縮小予想の一方で米利下げ期待も後退

・3月18日-22日週に発表される主要経済指標の見通しについては、以下の通り。

○(中)2月小売売上高 18日(月)午前11時発表予定
・予想は年初来前年比+5.0%
 参考となる2023年1-2月期は前年同期比+3.5%。この時点で消費マインドは徐々に回復しつつあることが確認された。2024年については、一部製品類の売り上げは前年実績を下回る可能性があるものの、オンライン販売の増加が予想されており、全体的には前年同期比の伸びを上回る可能性がある。

○(日)日本銀行金融政策決定会合 19日(火)決定会合の終了予定時刻は未定
・予想はマイナス金利の解除
 日本銀行植田総裁は3月13日に参議院予算委員会に出席し、大規模な金融緩和策の転換を検討するにあたっては、春闘の動向が大きなポイントになるとの考えを示した。2023年実績を上回る大手企業が多いことから、マイナス金利を解除することが決定される見込み。

○(米)FOMC会合 20日(水)日本時間21日午前3時結果判明
・予想は政策金利の据え置き
 前回のFOMC会合後に公表された声明では、「経済活動は堅調なペースで拡大、雇用の伸びは依然として力強い、インフレ率は緩和したが、依然として高止まりしている」との見解が表明された。この状況は3月中旬時点で変わっていないため、政策金利は今回も据え置きとなる見込み。

○(米)3月S&Pグローバルサービス業PMI 21日(木)午後10時45分発表予定
・予想は、52.0
 参考となる2月実績は52.3。複数の項目で指数が低下した。3月については新規受注や雇用などの指数改善は期待できないため、2月実績を下回る可能性がある。

○その他の主な経済指標の発表予定
・18日(月):(日)1月機械受注、(中)1-2月鉱工業生産
・19日(火):(豪)豪準備銀行政策金利発表、(米)2月住宅着工件数
・20日(水):(英)2月消費者物価コア指数
・21日(木):(NZ)10-12月期国内総生産、(日)2月貿易収支、スイス中央銀行政策金利発表、(欧)3月ユーロ圏S&Pグローバル製造業PMI、(米)2月中古住宅販売件数
・22日(金):(日)2月全国消費者物価コア指数、(英)2月小売売上高

【予想レンジ】
・146円50銭-150円50銭

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