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一度使うと元に戻れない?「高級ドライヤー」の沼 高額だけに機種選びは慎重に、「重すぎる」「折り畳めない」などの落とし穴も

うるおい、ツヤがあればできる「天使の輪」(写真:イメージマート)

うるおい、ツヤがあればできる「天使の輪」(写真:イメージマート)

革命的に思えた仕上がりも、まさか「折り畳めない」

 金融機関勤務の30代女性・Bさんも、「一度、高級ドライヤーを買うともう戻れない」と言う。

「最初のきっかけは、旅行先のホテルに置いてあった高級ドライヤーでした。私は髪質が硬く太いうえに毛量が多いので、家で使っていた数千円のものだと乾かすまでに結構時間がかかり、腕が疲れて、一度に済ますことができませんでした。

 でも、高級ドライヤーなら、あっという間に乾く。しかも乾かした後にバサバサにならないのは革命的に思えました」

 旅行から帰宅後、高級ドライヤーに興味を持ったBさんは、いろいろ調べた挙げ句、自身が通っていたヘアサロンで使われていたものを購入した。

「有名なタレントさんもよく使っているのをSNSで見ていたことから、約5万円のドライヤーを購入しました。性能については、美容院で知っていたこともあって、満足です。ただ、折り畳めないことに気が付かず、そこは失敗したと思いました。お店だと、ドライヤーは鏡の横にひっかけるところがあって、ずっと出しっぱなしなので、気づかなかったんです。

 家では洗面台の上に専用の台を置いて、その上にドライヤーを設置する形をとっていますが、結構邪魔なんですよね」(Bさん)

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