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一度使うと元に戻れない?「高級ドライヤー」の沼 高額だけに機種選びは慎重に、「重すぎる」「折り畳めない」などの落とし穴も

機能が多くて使い切れないジレンマ

 IT企業勤務の30代女性・Cさんは、「機能が多くて使い切れない」ジレンマについて語る。

「私が買ったのは、冷風モードだと、顔にあてて美顔器にもなるみたいな触れ込みだったんです。最初はすごいと思ったし、あったら便利かもと思ってやっていましたが、肌へのドライヤーは髪ほど効果を感じるわけでもなく、すぐにやらなくなってしまいました。

 まあおまけの機能みたいなものだし、使わないだけですが、これから買う人がいるとしたら、“あれもこれもできる”というスペックよりも基本機能を優先したほうがいいかなとも思います。結局“あったら便利”なものは、なくてもいいものであることも多いような気がします」

 髪を乾かす機能としては、その効果を実感している人も多い高級ドライヤーだが、自分にとってどこにプライオリティを置くかによって満足度も変わってくる。高額なものだけに、後悔しないように選びたい。(了)

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