台のキープは「わかりやすく」
遊技中にトイレに行くなどの理由で席を立つ際には、私物を置いてその台をキープすることになるが、その場合、“わかりやすい形”であることが必要だ。
「以前はタバコとライターをパチンコの上皿やパチスロの下皿に置いて台をキープするというのが定番でしたが、最近は全面禁煙のホールもあるので、タバコ以外でキープすることが多いです。できれば、自分のものだとわかるような私物でキープするのがいいと思います。ただ、スマホなどの貴重品は盗難の恐れもあるのでNG。カバンなどでキープする人もいますが、それもやはり置き引きにあう可能性があるので、あまりおすすめできません。
パチンコの上皿やパチスロの下皿に出玉がある状態であれば、それで台をキープしていると示すこともできます。ただしあまり少ない数の出玉だとわかりにくく、他のお客さんに台を取られたり、店員に撤去されたりする可能性もあります。たとえばメダル3枚だけを下皿に置いていたとしても、台をキープしているとは見なされないケースがあるということです」
また遊技をやめる際には、飲み終えたペットボトルなどを置いたままにしてはいけない。
「やめる場合は“台をキープしていない”ということが、明確にわかるようにするのがマナーです。飲みかけのペットボトルを置いていると、まだ台をキープしているかのようにも見えるので、あまりよくない。ゴミはしっかりゴミ箱に捨てましょう」
大きなリアクションや隣りの台をのぞき込むのはNG
パチンコでは大当たり引いたり、“熱いリーチ”がかかったりなど、興奮するタイミングが多数ある。しかし、そこであまりにも大きなリアクションを取るのはNGだ。
「大声を出して喜んだり、友人同士で騒いだりするのは、他のお客さんの迷惑になるので避けるべき。当たって喜ぶにしても、外れてガッカリするにしても、程々のテンションで抑えておきたい。
ホールには負けが込んでイライラしている人もいて、あまり騒いでいると、そういった人の神経を逆なでしてしまう可能性もあります。下手なトラブルにつながりかねないので、落ち着いて楽しむのがベターです」
また、初心者でありがちなのが、隣りの台をのぞき込んでしまう行為だ。たしかに、熱いリーチや“フリーズ”などのレアな演出が発生したら、それを見たいという気持ちもあるだろう。しかし、だからといって隣りに身を乗り出して台をのぞき込むのはマナー違反だ。