疑心暗鬼になって「自分を責めるように」
サービス業以外でもドタキャンに苦しめられている人は多い。IT企業勤務の30代女性・Cさんは、「生理痛」を理由にドタキャンしがちな20代の女性契約社員に悩まされていることを明かす。
「正社員ではなく、フリーランスの人ですが、時間にルーズ。いつも『生理』を理由にするんです。先日も、その日18時〆切の資料について、できないという連絡が19時頃に来ました。理由は『生理痛だから何日も寝込んでいた』とのこと。
そもそも私は彼女に『できないなと思ったら、とにかく早めに連絡すること』を口酸っぱく言ってきたんですが、全然届いていなかったのか、連絡もできないほど寝込んでいたのか……。いずれにせよ、次会ったら、周囲に迷惑をかけない働き方を考えてほしいと言うつもりです」
Cさんは、「自分自身を責めてしまうこともあった」と明かす。
「『あの人はまた休むかもしれない』と疑心暗鬼になり始めると、こちらが参ってしまう。さらには『仕事をさせすぎたのかな』とか、私が自分を責めるようになってしまって、悶々とした時期がありました。でもふと、『なんで休んだ彼女の分の仕事もしている私が自分を責めなくてはいけないんだろう?』と思って、自分を責めるのはやめました。
ただ、私が自分自身を守るために、彼女とは少し距離をおこうと思います。少なくとも私から仕事はお願いしないなど……」(Cさん)
どんな理由にせよ、ドタキャンの裏では、影響を受ける人たちが必ずいるのだ。(了)