夫婦間で家事の分担をしているはずなのに、妻の負担が増えているというケースは少なくない。その原因として、家事研究家の佐光紀子さんは「家族のため、完璧に家事をこなすことが愛情だと勘違いしている女性が多いのが問題なんです」と話す。本来はやる必要がないにもか関わらず、家族のためだと思って家事をやり、その結果家族の自立を阻んでしまうこともあるというのだ。片づけ・掃除に関する「無理にやらなくていい&やってはいけない家事」を紹介する。
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障子張り・ふすま張りをする
「障子張り、ふすま張りをはじめ、さまざまな修理の方法が、いまはすぐにネット検索でき、ホームセンターなどで材料も揃います。しかし、やり方を知っているのとうまくできるのは違います。失敗すれば材料費も時間も無駄に。無理して自分でやろうとせず、プロに任せた方が確実です」(時間管理術研究家・料理研究家の浅倉ユキさん)
“見せる収納”をする
インテリア雑誌などで目にする“見せる収納”。オープンシェルフなどに見える形で物を収納したり、壁に引っ掛けたり天井から吊り下げたりして収納する方法で、メディアではおしゃれに紹介しているが、実際にやると意外と散らかって見えるケースが多い。
「ごちゃごちゃした見た目になるだけでなく、掃除がしにくいのでほこりの温床に。中身を見せたいなら、ガラスの扉などがある棚にしまいましょう」(片づけアドバイザーの石阪京子さん)
耐震対策の面でも、物はしまっておくのがおすすめ。