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「当初は不安でした」東京出身の水森かおりが“全国27か所の観光大使”になるまで  心を込めて歌い続ける“ご当地ソングの女王”の心意気

“ご当地ソングの女王”として様々な地域の観光大使を務める歌手・水森かおり

“ご当地ソングの女王”として様々な地域の観光大使を務める歌手・水森かおり

 さだまさし(72才)が千葉県市川市の「市川市親善大使」に就任することがニュースになった。一般的に「観光大使」というのは、観光地の認知度向上、観光客の増加、地域振興を目的として地方自治体や観光協会などが選出して任命する役割・称号をいう。「ふるさと大使」や「広報大使」も含まれ、熊本県ではスザンヌ(37才)が「熊本県宣伝部長」、香川県では要潤(43才)と木内晶子(42才)がともに「うどん県副知事」として広報活動を行っている。

 出身地で積極的な活動を繰り広げている有名人は、各ジャンルに多数いる。たとえば、滋賀県出身のアーティスト・西川貴教(53才)は、2008年から現在まで「滋賀ふるさと観光大使」を16年務めており、2009年から草津市で大型野外音楽フェス「イナズマロックフェス」を開催。累計100万人超の大イベントとなり、地元への経済効果も高い。

 有名人の観光大使は、基本的には無報酬だが名刺は作ってもらえるそう。

 任期を設けている場合もあるが、一度任命したら辞退するまで肩書有効というところも多く、山梨県の「やまなし大使」には、一般人も含め、1069名が任命されている(2024年1月5日現在)。

 また、沖縄県ではこれまで「ミス沖縄」が「沖縄観光親善大使」として活動していたが、2024年度からは男女を問わず「沖縄観光大使」を一般公募(5月10日締め切り)するなど、一般人から選出する自治体も多い。

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