シニア層に受けるご当地系のトイも登場
また、シニア世代でもカプセルトイにハマっている人がいる。「赤べこ」集めをしていると語るのは、都内在住の主婦Cさん(60代)だ。
「たまたま30代の娘が『当てたからあげるよ』と赤べこの人形をくれたのがきっかけ。私が福島出身なので、会津の郷土玩具である赤べこは愛着があるんです。娘に聞いたら、カプセルトイには『神獣ベコ』や『ならぶんです』という赤べこのシリーズがあると。
そこから神獣ベコのシリーズを集めて、ほとんど全種類コンプリートしました。シークレットを引き当てるのが大変で、かなりお金を使ってしまったと思います。いくらかかかったのかは、考えないようにしています(笑)。自宅のリビングに飾っていて、夫や娘も見つけたら回してきてくれるようになりました」(Cさん)
カプセルトイコーナーが街中に広がり、アイテムが多様化、さらに「両替して小銭を用意する」という手間も省けるようになった今、散財してなおハマってしまう人も少なくないようだ。