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「昔のSNSといまのSNSはまったく別物」子供だけでなく中高年も蝕むSNSの“毒性” SNS依存から抜け出すために利用時間を減らす方法

SNS断ちの3ステップ

SNS断ちの3ステップ

徐々に利用時間を減らしていく方法

 とはいえ、SNSは娯楽としてだけでなく、災害情報や交通情報の入手のほか、連絡ツールとしても優れており、すぐに断ち切るのは難しいこともある。精神科医の樺沢紫苑さんは「最大でも1日3時間まで」と決めて、徐々に利用時間を減らしていく方法をすすめる。

「自分がいま、どれくらいSNSを使用しているか、スマホのスクリーンタイム機能で確認してみましょう。もし3時間を超えるようなら、まずは30分~1時間ほど、使用時間を減らしてみてください。歩きスマホをしない、食事中はスマホを見ない、移動中は本を読むなどと小さなルールを決めるだけでいい。SNSを使いすぎている人ほど、ルールを守るだけで1時間くらいは簡単に減らすことができますよ」(樺沢さん)

 特に夜のSNSは寝つきを悪くし、精神疾患に直結しやすい。対策としては、あらかじめ予防線を張っておくといい。

「LINEのプロフィールに“夜10時以降は既読がつきません。緊急の場合はお電話ください”と書いておいたり、スマホを寝室に持ち込まないようにするのもいいでしょう。スマホのアラームではなく、目覚まし時計で起きるようにすれば問題ありません」(磯村さん)

 SNSはあくまでも楽しく、便利に過ごすための“道具”だったはず。心も、脳も支配されないよう、正しい知識とともに距離感を保とう。

(了。第1回から読む

※女性セブン2024年5月30日号

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