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【老後資金運用の出口戦略】取り崩す時は「額」より「率」 元本プラス利益で1000万円あれば年4%を解約、月3.3万円を生活の足しにするイメージ

年金世代の新NISAは株式:債券=4:6が目安。年を重ねるほどにリスクを抑えた投資が必要

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避けるべきは、一時の値上がりに影響されて売却してしまうこと

 投資の世界では「安く買って、高く売る」のが成功の秘訣だが、老後における出口戦略では必ずしも当てはまらない。ファイナンシャルプランナーの風呂内亜矢さんはこう語る。

「避けるべきは、一時の値上がりに影響されて売却してしまうこと。高値になったと思って売っても、あとでさらに上昇するかもしれません。日々の値動きをチェックしてこまめに売買する必要はなく、あくまでも“現金とは違った方法で資産を持っていて、必要が生じたらお金の形に変換すればいい”という意識を持っておくこと。

 そもそもリスクを取ってまで投資する最大の意味は、すべての資産が現金であれば物価が上がるほどに価値が下がり、買えるものが限られますが価値が上がる可能性のある投資をしておけば、対抗の余地ができる。その大前提を忘れないでほしい」

 あらゆる情報を集め、比較検討し、決定を下す。自分の頭で考え、一歩踏み出すところから「最強の運用術」が始まるのだ。

※女性セブン2024年5月30日号

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