老眼鏡を使うタイミングは読書をするときだけではない。Aさんが前述したように、説明書や商品のパッケージを見る際にも使われる。
「専門店で買った既製品の老眼鏡で問題なかったので、もうちょっと安いものでも大丈夫かなと思い、リビング用に100円ショップで老眼鏡を買いました。説明書を読んだり、食料品の賞味期限をチェックするときなどに使っています。
100円ショップの老眼鏡は、5000円の老眼鏡に比べると多少チープな感じもありますが、短い時間使うだけなら、特に気になることもありません。見え方にも不満はありませんし、基本的には満足しています。ちなみに、リビング以外にも車の中用と玄関に置いておく用で、2つの老眼鏡を100円ショップで買い増しました。100円なので、失くしたり壊れたりしても、気にならないというのが大きなメリットです」(Aさん)
15分くらいかけているだけで疲れてしまう人も
神奈川県に住む主婦のBさん(40代後半女性)は、最近老眼鏡を使い出した。元々視力が悪く、普段はコンタクトレンズを着用している。
「特にスマホの文字が見にくくなってきたので、100円ショップで老眼鏡を買って、使うようになりました。老眼鏡を使うのは、コンタクトを着けているときだけですね。コンタクトを着けていないときは、ずっと使っている度の入った近視用のメガネをかけています」
老眼鏡を使うことで、スマホで海外ドラマなどを見る際の字幕もよく見えるようになったというBさん。しかし、長時間着用すると疲れることも多いという。
「普段から使っているメガネは、度数もフレームもちゃんと自分に合ったものとして作っているので、そんなに疲れません。でも、100円ショップの老眼鏡は既製品で、自分に合わせて作られているわけではなく、長く着用していると目も疲れてくるし、かけ心地もあまり良くないんです。15分くらいかけているだけで、結構疲れてしまいます。
100円だから仕方ないと思いつつも、今後長時間使う機会が増えてきそうなので、ちゃんと専門店に行って、自分に合った老眼鏡を作りたいと思っています」(Bさん)