「ポイントなんて面倒なだけで、手間の割に大して貯まらない」──そうしたイメージは根強いが、巨大な「ポイント経済圏」が発達したいま、普段の買い物にひと工夫するだけで年間10万円分のポイントも夢ではなくなってきた。ポイ活術を探ると、日常生活のいたるところにお得なチャンスが転がっていた。
普段の買い物は実店舗かネットか
新生「Vポイント」が話題を呼んでいる。三井住友FGが運営してきた「Vポイント」と、老舗ポイントとして多くの会員数を誇ってきた「Tポイント」が4月22日に統合し、会員規模は1億5000万人を超える日本最大級のポイントとなった。
“戦国時代”に突入したポイント市場では、利用者の選択肢が広まる半面、“どれを選べばいいのか分からない”という戸惑いも広がっている。
「お得だというし色々なところで勧められるからポイ活を始めようかと思うが、選択肢が多すぎて結局どのポイントを貯めればいいのか分からなくなった」(50代男性)
そこで、ポイントの専門家たちに助言を求めると、普段の買い物が実店舗かネット通販かで意識すべきポイントが変わることが分かった。
まず、実店舗での買い物がメインの人はVポイントが有利だという。
Vポイントは、三井住友FGが発行するクレジットカードを利用すれば、基本的に利用額の0.5%がポイントとして貯まる仕組みだが、日々の買い物時に支払方法をひと工夫するだけで誰でもポイント還元率が劇的にアップする。
節約系YouTuberの節約オタクふゆこ氏が説明する。
「三井住友カードでのタッチ決済にするだけでポイント還元率が5%に、さらにカードではなくスマホでのタッチ決済にすれば7%になります」