新春の季節、旅行シーズンが到来する。お得に旅を楽しむために、チェックするべきは航空会社のポイントサービス「マイル」だ。国内2大航空のJALとANAはマイルを含めた新サービスを続々拡充しており、見逃すわけにはいかない。それぞれのマイルの貯め方について解説しよう。【前後編の後編。前編から読む】
マイルの貯め方は多様化している。航空会社が発行するクレジットカードを利用すれば、日常の買い物でもマイルが貯められる。ポイント交換案内サービス「ポイ探」代表の菊地崇仁氏が言う。
「一般的にはJAL・ANAともに、まずは一般カードから始めるのが無難です。搭乗機会が多い人は、マイルが25%上乗せされるJALの『CLUB-Aカード』や、ANAの『ワイドカード』を選ぶといいでしょう。
ただ、これらのカードは、基本的に還元率が0.5%しかない。ゴールドカードにすれば還元率を1%にできます。年会費は高くなるものの、ゴールドカードなら国内空港ラウンジも使えるようになります」
歩いて貯まる、電車や自転車の移動でも貯まる
クレジットカード以外に、スマホ決済の「JALPay」「ANAPay」を利用した買い物でもマイルが貯まる。また、航空・旅行アナリストの鳥海高太朗氏は「航空機での移動需要が減ったコロナ禍に生まれたユニークな貯め方もある」と話す。
「歩いて貯まる『JALウェルネス&トラベル』や、徒歩だけでなく電車や自転車などの移動距離に応じてマイルが貯まる『ANAポケット』があります」