家計

金利上昇局面でボーナス預け先として注目の「ネット銀行の定期預金」を解説 都市銀行より高金利で特典も多いが注意点も

主なネット銀行の特徴【その1】

主なネット銀行の特徴【その1】

主なネット銀行の特徴【その2】

主なネット銀行の特徴【その2】

 現在、都市銀行の定期金利は、1年で0.025%だが、ネット銀行は0.1~0.2%で、5年定期になると0.5%というところもある。各銀行により、利率が高くなる商品やキャンペーンがあるため、金利はまちまちだ。

 また、多くのネット銀行では新規の口座開設者限定で金利アップなどの開設特典が用意されている。

 たとえば100万円を1年ものの定期預金に預けたとしよう。1年後の利息は、銀行で250円。一方のネット銀行(0.1%の場合)は1000円。750円の差は、この低金利時代にけっこううれしい。

自分の「ポイント経済圏」内の銀行を選ぶのがお得

 メリットばかりではない。注意点もある。

「既存の銀行に比べ、振込手数料が安いというメリットもあります。ただ、ネット銀行は店舗が少ないため、それを不便と感じる人もいると思います」

 ファイナンシャルプランナーの風呂内亜矢さんは、相続の際のデメリットを指摘する。

「相続関連の手続き書類などを提出する際、店舗のある銀行はコピーを取って原本はその場で返却などの対応をしてくれることがありますが、ネット銀行は一度本部へ郵送しなければならないなど、手続きに時間がかかることも。

 インターネットで口座が開設できるため、契約者の家族が、その存在に気づかない恐れもあります」

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