家計

金利上昇局面でボーナス預け先として注目の「ネット銀行の定期預金」を解説 都市銀行より高金利で特典も多いが注意点も

ボーナスを貯金・預金に回した割合の調査

ボーナスを貯金・預金に回した割合の調査

 じゃあ、やっぱりいまのまましかないのか……と諦めるのはまだ早い。

「そこで、メインバンクはそのままにして、いままで使っていた定期預金をネット銀行に移し替えたり、貯蓄用として新規に口座を開設するのがいいと思います」(坂本さん)

 このとき、保有している口座をリストアップして整理しておくとよいと、風呂内さんはアドバイスしてくれた。

 銀行によっては、ふだん自分が活用しているショッピングモールや、ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルなど携帯電話のキャリアと提携しており、ポイントを活用することもできる。自分が使っている「ポイント経済圏」内の銀行を選ぶのがお得だと、2人とも声をそろえた。

 パソコンやスマホでの操作を覚えなければいけないというハードルはあるが、これを機に、スキルアップを図ってみる価値はある。

【プロフィール】
坂本綾子(さかもと・あやこ)/生活経済ジャーナリスト、ファイナンシャルプランナー(CFP)。消費者向けの金融・経済記事の執筆やセミナーを行う。近著『改訂新版 節約・貯蓄・投資の前に 今さら聞けない お金の超基本』(朝日新聞出版)ほか著書多数。

風呂内亜矢(ふろうち・あや)/1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP認定者。テレビやラジオ、雑誌、新聞のほかYouTube「FUROUCHI vlog」でも情報を発信。『「定年」からでも間に合う老後の資産運用』(講談社+α新書)ほか著書多数。

※女性セブン2024年6月13日号

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。