「テレビの世界観≒リアルの世界観」になってしまう
結局、コロナが5類相当になった2023年5月に日本に戻ってきましたが、テレビ不要ライフ続けていたらそちらに慣れてくる。すっかり「なんでオレはあんなもんを観ていたんだ」と思うようになりました。ニュースは新聞とネットと週刊誌で十分。
何よりも良かったのが「5類になってもコロナは終わりません!」と騒動を引き延ばそうと頑張る「専門家」とやらを一切動画で見なくなったこと。不思議な感覚ですが、テレビがあった時代は「テレビの世界観≒リアルの世界観」的になるんですよ。それだけ映像というものは強い。その呪縛から解放され、私のQOLは大幅に上向いたことを実感しています。様々な好影響がありましたが、一番重要なのはコレです。
「テレビが流す情報は、不要なものや知らない方がいいことが多い」
色々な芸人や俳優がテレビには登場しますが、まったく彼らが誰だか分からない。元々私はネットニュースの編集をしていて芸能人には詳しいほうでしたが、新しい人々のことはまったく分からなくなりました。
「霜降り明星というお笑いコンビの粗品という人が今は人気らしい」「千鳥の大悟が今は出まくってるらしい」「かまいたちというコンビが人気らしい」みたいなことは分かるのですが、それはあくまでもネットニュースの「コタツ記事」(テレビやラジオ、YouTube、SNSでの著名人の発言を記事化すること)のタイトルを見て分かること。
とはいえ、わざわざ記事を読むことはない。最低限の「○○さんという人はページビューが取れる人なんだな」という情報さえ分かれば私はいいので、ニュースの登場者に対する思い入れがなければないほど、無駄な時間を費やさないで済むのです。どうせ「○○さんがこれまでの最高月収を明かしたら『お~』と驚きの声が出た」みたいな記事でしょ? そんな情報不要。自分の月収だけ知っておけばいい。
一方、どうでもいい情報を得なくなったため、国際情勢や政治経済など、自分の仕事にかかわる情報を得るための時間はより多く確保できるようになった。この方が仕事の効率は上がるし、イライラすることもなくなる。無駄なCMも見ないで済むし、テロップだらけの楽屋トークみたいな「騒がしいだけの絵面」を見ないでいいのも快適です。