事情に関係なく言い合いになることも
現場でもトラブルやクレームが発生している。スーパー銭湯に勤務する従業員・Cさんは、「女湯に男児を入れるな」という苦情が寄せられることはあると明かす。
「混浴を希望するのは男の子のお母さんが多いですね。父親がいたとしても、子どものほうがお母さんと入りたがるケースも多い気がします。親にしても、ぐずられて周囲の迷惑になるなら連れて行く方がいいという判断なのでしょう。もちろん、一人で男湯に入らせるには幼すぎることや、他に付き添ってくれる男性もいなくて、やむを得ないという方もいると思います。
ただ、そうした事情とは関係なく、利用者同士で言い合いになることもある。こちらとしては、トラブル防止のため、できる限り性別に即した入浴を推奨しています」
年齢規定的には問題ないケースかもしれないが、公共の場には“他者”の存在がある。トラブルにつながらないよう配慮したい。(了)