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【国内旅行】長距離定期フェリー旅の魅力 雑魚寝イメージを払拭してラグジュアリーに進化中、1泊分のホテル代が浮くのもポイント

この夏はフェリー旅にも注目(写真は大阪~鹿児島・志布志行きの“さんふらわあ”のデッキ)

この夏はフェリー旅にも注目(写真は大阪~鹿児島・志布志行きの“さんふらわあ”のデッキ)

 旅行の移動手段といえば、鉄道、飛行機、マイカーなどがメジャーだが、旅行ジャーナリストの村田和子さんが注目しているのが、長距離定期フェリーを利用した船旅だ。現在、国内の長距離フェリーには、東京・有明から徳島経由北九州へ、茨城・大洗から北海道・苫小牧へ、大阪・神戸から九州方面へ、京都・舞鶴、福井・敦賀、新潟、秋田から北海道・小樽へ、など15航路が存在する。

「これまでの長距離フェリーは雑魚寝というイメージがあるかもしれませんが、最近のフェリーはプライベートに配慮した設計になっており、シングルでも快適に過ごせます。また“さんふらわあ”のように、船内が豪華で、クルーズ船のような気分が味わえる船もあります」(村田さん・以下同)

 最近は現地のホテル宿泊や車の航送代をパックにしたもの、子供同伴で申し込むと割引になる家族割など、お得なプランが続々登場している。

「フェリー旅の魅力は、1泊分のホテル代わりに使えること。車と違い移動中もゆったりくつろげて、渋滞の心配もない。ペットや車と一緒に旅ができること。航路によっては目的地に早朝着くので、旅先で朝から活動できることなどがあげられます」

 料金も、たとえば“さんふらわあ”で大洗から苫小牧まで行く場合、最も料金が安いツーリストで、片道1人9500~2万1000円(時期や船室により異なる)。一方、飛行機で東京・羽田から北海道・札幌まで行くと通常料金で3万円台。プラスホテル代もと考えると、かなり安く済む。飛行機に比べて時間はかかるが、のんびりと旅を楽しみたい人にはおすすめだ。

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