日本総研の『2024年夏季賞与の見通し』によると、民間企業の今夏ボーナスの平均支給額は41万1000円で、前年比3.5%増だ。定額減税もスタートして、今夏のボーナスは手取り額が増える人も多そう……となると、何に使うか迷うところ。そこで、ボーナスの使い道についてアンケートを行った。
ボーナスが増えても自由になるお金は減っている
本誌・女性セブン読者に「今夏のボーナス」に関するアンケート調査(全国の20~80代の男女対象:回答期間2024年5月18~27日)を実施したところ、2808人が回答し、そのうち約57%が「夏季賞与はある」と答えた。さらにその約1割が、支給額100万円以上だった。
夏のボーナスの使い道の1位は貯金、2位は生活費の補填、3位は国内旅行、4位は学費、5位は趣味への投資という結果になった。
「景気は回復傾向にあるため、この夏のボーナスは、支給額が上がる人が増える見込みです」と、節約アドバイザーの丸山晴美さん。しかし“ボーナスが増える=自由に使えるお金が増える”と喜ぶのは早計だという。
「ボーナスが増えたとしても、物価上昇や社会保険料の値上げなど、出ていくお金も増えているため、自由に使えるお金は減っています。秋にも値上げラッシュが予想されるので、財布のひもは締めておくことが大切。ボーナスはなかったものとして、全額貯蓄に回すのが理想です」(丸山さん・以下同)