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注目度アップの「応援消費」、推し活や地域支援にお金を使う人が増加 ふるさと納税で音楽フェスのチケットも登場し話題に

「応援消費」にも様々なタイプがある(2021年のFUJI ROCK FESTIVAL/時事通信フォト)

「応援消費」にも様々なタイプがある(2021年のFUJI ROCK FESTIVAL/時事通信フォト)

 夏のボーナスシーズン。日本総研の「2024年夏季賞与の見通し」によると、民間企業の今夏ボーナスの平均支給額は41万1000円で、前年比3.5%増となっている。定額減税もスタートして、今夏のボーナスは手取り額が増える人も多いだろう。ボーナスの使い道をどうするか、推し活ブームのなかで注目されているのが「応援消費」だ。文字通り“応援したい!”と思う人や企業、地域のためにお金を使う消費行動だ。

「ボーナスの使い道として、ふるさと納税、クラウドファンディング、推し活を挙げる読者が多数。応援のためにお金を使う人が増えていることがわかります」

 とは、トレンドウォッチャーのくどうみやこさん(「」内以下同)。

ふるさと納税や自己投資も人気

 能登半島地震を受け、北陸への支援にボーナスを活用する人も多い。ふるさと納税の大手サイトでも北陸の特集ページを組んでいるため応援しやすい、というのも人気に拍車をかけている。

「ふるさと納税でいえば、返礼品として地域振興を狙った音楽フェスのチケットも登場し話題となっています」

 国内最大規模の音楽フェス「FUJI ROCK FESTIVAL」のチケットは、新潟県湯沢町のふるさと納税の返礼品で登場している。

 その他、資格の取得、習い事、美容グッズの購入など、自分への応援として自己投資するという人も多いという。これらも「応援消費」の一環だ。

「習い事として人気の金継ぎは、昨年9月に金継ぎ検定協会が発足し、検定もスタート。SDGsの観点から、今後ますます需要が高まる予感です」

【プロフィール】
くどうみやこ/トレンド ウォッチャー、大人ライフプロデューサーとしても活動中。大人世代のライフスタイルからトレンドまで、時流をとらえた独自の視点で情報を発信している。著書に『まんが 子どものいない私たちの生き方: おひとりさまでも、結婚してても。』(小学館)など。

イラスト/とげとげ。

※女性セブン2024年7月4日号

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