リサイクル資源となる10のアイテム
実際に回収することができる10の製品を紹介しよう。
【1】おくすりシート(第一三共ヘルスケア)
第一三共ヘルスケアがテラサイクルジャパンと共に提携し、横浜市と協力して「おくすりシート リサイクルプログラム」を推進している。2022年10月~2023年9月に実施した1年目の実証実験では、市内の病院やドラッグストアなどに回収ボックスを設置し、直接投入してもらったところ、約1年で当初の目標の10倍以上108万枚相当(1077kg)を回収した。おくすりシートはプラスチックとアルミニウムで構成され、汚れがつきづらい、リサイクルしやすい構造。今後は全国的な回収も期待される。
【対象】使用済み「おくすりシート」(購入店舗やメーカー不問)。※粉薬の袋は対象外
【場所】神奈川県横浜市の病院、公共施設、調剤薬局、ドラッグストアなど102拠点で、現在も継続回収中
【2】メガネ(ビジョンメガネ)
2022年から不要になったメガネ・サングラスを店頭で回収しているビジョンメガネは、ライオンズクラブ国際協会335複合地区ガバナー協議会を通じて、新興・途上国に寄贈する活動を行っている。壊れていても、子供用でもOKだ。回収当日に限り、メガネ・補聴器が5%オフで購入できる特典あり。
【対象】度付きレンズの入ったメガネ、サングラス(他社購入品も可)。※レンズが入っていないフレームのみは対象外
【場所】ビジョンメガネ全店(15都府県101店舗・eyevory by ビジョンメガネを含む)
【3】ガムボトル(ロッテ)
ロッテでは、キシリトールガムなどのプラスチック製ガムボトルの使用済み容器を、スーパー「ライフ」の一部店舗で6~9月末まで回収中。回収後はミニ買い物カゴに生まれ変わり、ライフの店舗で使用する予定。2023年9~12月に48の団体・企業の協力で行った実証実験では、5264個を回収。ボールペンに再生して協力企業に配布している。
【対象】プラスチック製ガムボトル容器(他社製品も可)
【場所】東京のスーパーマーケット ライフのセントラルスクエア押上駅前店、錦糸町駅前店、大崎ニューシティ店