衣服を安く入手するために古着店やリサイクルショップを活用する人も多い。30代の女性会社員・Aさんも、そんな古着ユーザーの1人。夫と2人で都内のマンションに住んでいる。
「20代の頃はお金を貯めてはブランド物の新作を買っていたこともありましたが、ライフスタイルがどんどんミニマルになってきて、いつしか洋服にほとんどお金を使わないようになってきました。夫はいろいろ新しい洋服を買っていますが、私はもっぱら街の古着店やネットの古着ショップで購入しています」(Aさん、以下同)
Aさんの古着購入のコツは、とにかく「失敗しないように心がける」ということだという。
「基本的に安く済ませるということが重要で、なおかつ“失敗しない”ということにも気を遣っています。だから、極力冒険もしないし、コーディネートが難しそうなアイテムも選ばない。色は白、黒、グレー、ベージュなどベーシックな色が基本で、無地のものを買います。また、得てしてそういうシンプルなもののほうが安いというメリットもあります」
Aさんは、1着にかけるお金の上限を1000円に設定している。実際には500円以下で買うことがほとんどだ。
「シャツ類やパンツ類は500円以下。コートなどは1000円程度のこともあります。もちろん、安ければ安い方が好ましい。でも、状態はしっかりチェックします。買ったはいいけど全然着ないというのが、いちばんの損ですからね。だから、デザイン的にすごくいいけど、ちょっとほつれている、といったものは絶対に買いません。襟元がちょっとよれているものも買わない。サイズがちょっとでも合わなければ買わない。絶対に妥協はしません!」