家計

赤字生活から抜け出せない人が今すぐやるべき「9つの習慣」 毎月使えるお金を5週分に分けるのが黒字化への近道【FPが伝授】

自分がどれぐらいのお金を使っているかを把握することが重要(写真:イメージマート)

自分がどれぐらいのお金を使っているかを把握することが重要(写真:イメージマート)

「今年こそ貯金をしたい」と目標を立てながらも、実際はなかなか貯金ができないという人も多いだろう。ではどのようなことから取り組んでいくのがよいのか。ファイナンシャルプランナーの鈴木さや子さんが解説する。

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 新NISAを始めたいけれど、そもそも毎月赤字で投資に回せる資金がなくて…というご相談をよくいただきます。新NISAは長期的な視点で資産形成するもの。カツカツの生活で無理に積立しても、すぐに売却を強いられることになり意味がありません。まずはお金の使い方を見直して、積立資金を出せる家計にすることを最優先に考えましょう。今回は、家計簿を付けるなど色々やってみたけれど、どうしても赤字生活から抜け出せない人に、今すぐやってほしい習慣を9つ紹介します。していないことが1つでもあったら、チャレンジしてみてくださいね。

いますぐに変えられる5つの生活習慣

【1】折り畳み傘を携帯する

 コンビニでビニール傘を購入したりしていませんか? 1本600円程度のビニール傘を月に1回買うだけで年7200円の支出となります。晴れの予報でも、突然雨が降ってくることはよくあること。傘さえあればムダ遣いを防げるのにもったいないですよね。こうした小さな習慣を身に付け、「傘を持っていたからムダ遣いせずに済んだ」という成功体験を繰り返すうちに無意識にお金を大切に使えるようになり、赤字生活脱却につながっていきます。

【2】温度調節ができる格好にする

 服装選びに少し気をつかって、温度調節ができるコーディネートを意識することも小さな一歩。例えばテレワークの方は、夏は通気性の良い素材の服、冬は保温性の高いインナーや暖かいアウターを着れば、エアコンの使用頻度を減らしたり、設定温度を適切に保てたりして、電気代を抑えられますね。また外出する際は、重ね着や、脱ぎ着できるカーディガンやストールを持ち歩くのがおすすめです。出先の冷房が強すぎる際に、慌てて上着などを買うことを防げます。

【3】自動引き落としの項目を書き出す

 赤字になってしまう人には「固定費を把握していない」という共通点があります。気付かぬうちに引き落としされるため、払っている自覚も薄れがち。でも書き出してみると、とっくに使っていないサブスク代やアプリ代、重複して加入している保険など、やめられる項目を見つけられるかも。銀行やクレジットカード、また、通信業者の取引明細を確認し、毎月定期的に引き落とされているサービスや商品などをリストアップしましょう。

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