【4】家を片付ける
子どもたちを対象としたマネー講座をおこなうことが多い筆者ですが、「お金を払う前に、持っているもので代用できないか考えよう」と伝えています。これは大人も同じですよね。払う前に、似た物や同じ物はないかを考えれば、多くのムダ遣いは減るはずです。だから家を片付けることが大切。散らかっていて、同じ調味料や似たような洋服を買ってしまう人は、丸一日片付ける日を作り、不要な物を捨て、持ち物を把握しましょう。心もスッキリしますし、買うべき物もわかるように。しかも、出てきた不要品をメルカリなどで売れば、臨時収入も得られて一石二鳥ですね。
【5】1日の終わりにレシートを振り返る
家計簿を付けても赤字から抜け出せない人は多いもの。中には家計簿が続けられず自己肯定感まで下がり、ますます赤字が悪化する人もいるようです。そんな人には、家計簿をやめて1日の終わりにレシートを振り返る習慣を身につけることをおすすめします。振り返る方法は簡単です。赤いボールペンや色鉛筆を用意して、眺めながら「これは要らなかったな」と思える買い物に「○」をつけていくだけ。ただそれだけを毎晩繰り返しましょう。数分もあれば終わることですが効果は絶大! 不要な支出がどれくらいかを把握するだけで、以後のお金の使い方は大きく変わりますよ。
買い物スタイルを変える3つのポイント
【6】食材の買い物を「週1回」にする
食費がかかりすぎると感じる人は、買い物の頻度を下げて週1回にしましょう。買い物の前には、食材の在庫や家族の予定をチェックして、買い物リストを作るのがおすすめ。リストの食材のみを購入し、帰宅後はできるだけ冷凍保存を。肉や魚を冷凍する時は、パックから出して下処理をするなど適切な方法がありますが、筆者は面倒なのでそのまま冷凍しています(2週間をめどに使い切ります)。続けられなければ本末転倒なので無理なくできる方法を見つけましょう。家族が多い場合や冷蔵庫が小さい場合などはまとめ買いは難しい可能性もあります。
【7】キャッシュレスをやめてすべて現金支払いにする
便利なキャッシュレスですが、赤字生活が続く方は、1カ月だけでも現金払いにしましょう。クレジットカードはもちろん、QR決済も封印してください。そうすると、モノを買うたびに現金を払うので、何をいくらで買っているかが認識しやすくなります。また、財布の残金を見るだけであとどのくらい使えるかが分かり、管理も簡単になります。また、キャッシュレスでは気軽に買い物をしてしまいがちですが、現金を使うことでその誘惑も抑えられます。赤字生活から抜け出せたら、少しずつキャッシュレス決済を取り入れていきましょう。
【8】ネットショッピングをやめる
ネットショッピングには、見逃せないセールや広告、1クリックで簡単に買える便利さがあり、ついつい必要のないものまで買ってしまう仕掛けがあります。また、ネットショッピングの多くはクレジットカード決済ですので、せっかく現金払いで予算を守っていても、翌月にドンと引き落としされたら元も子もありません。重い食材やネットにしかない化粧品などどうしても店舗購入が難しい物だけ、ネットショッピングを活用するようにしましょう。