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【ドル円週間見通し】伸び悩みか 米賃金上昇圧力が弱まればドル失速の可能性

・7月1日-5日に発表予定の経済指標の予想については以下の通り。

○(日)日銀短観6月調査 1日(月)午前8時50分発表予定
・予想は、大企業製造業DIは11
 3月調査では品質不正による一部自動車メーカーの生産停止を受けて景況感は悪化。今回については物価高による需要減少、コスト増加、人手不足は解消されていないことなどから、企業マインドの改善は期待薄か。

○(米)6月ISM製造業景況指数 1日(月)午後11時発表予定
・予想は、49.0
 参考となる5月実績は48.7に悪化したが、先行指標となる6月製造業PMIは改善している。一方、新規受注の増加は期待できないため、6月の数値は5月実績並みの水準にとどまる可能性がある。

○(米)5月貿易収支 3日(水)午後9時30分発表予定
・予想は、-712億ドル
 参考となる4月実績は-746億ドル。輸入増加で赤字幅は拡大した。5月については、輸出増加は期待できないものの、輸入額がやや減少するとみられており、赤字幅は縮小する見込み。

○(米)6月雇用統計 5日(金)午後9時30分発表予定
・予想は、非農業部門雇用者数は前月比+18.5万人、失業率は4.0%
 雇用者数の増加幅は5月実績を下回る見込みだが、労働市場の急速な減速を示唆するものではないとみられる。失業率は5月と同水準になると予想されるが、年末にかけてゆるやかに上昇する可能性が高いとみられる。

○その他の主な経済指標の発表予定
・1日(月):(中国)6月財新製造業PMI
・2日(火):(欧)6月ユーロ圏消費者物価コア指数、(欧)5月失業率
・3日(水):(欧)5月ユーロ圏生産者物価指数
・5日(金):(欧)5月ユーロ圏小売売上高

【予想レンジ】
・159.00円-162.00円

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