カルビ肉やホルモン、にんにくの芽はどういった印象だったのだろうか。
「カルビ肉は、おなじみの“松屋のカルビ”です。脂身がしっかりあって、そこそこ厚めで食べごたえ十分。多少筋張った部分もありますが、安定のおいしさです。
ホルモンのほうは、ぷりっとした食感が特徴的。正直なところ外側は固めでした。内側の脂の部分は適度な柔らかさですが、脂がたっぷりの個体とそうでない個体があります。個人的には柔らかいホルモンが好みですが、松屋がホルモン専門店ではないことを考えれば、十分満足できるものだと思います」
濃厚なタレはどうだろうか。
「コチュジャンが利いていて、見事な“甘辛濃厚ダレ”という感じ。脂身が多いメニューでもあるので、全体的クドくなりがちだとは思いますが、意外とそうでもない。かといって物足りなさもない。私は松屋ではよくテーブルに置いてある焼肉のタレで味変をするんですが、そういった必要もありませんでした。バランスが絶妙で、かなり完成度が高いメニューだと思います」
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