快適クルマ生活 乗ってみた、使ってみた

長澤まさみCMで認知度アップ、日本市場に本格参入したBYD コスパ良好なプレミアムセダンとして登場した「SEAL」の実力診断

長澤まさみのCM効果でBYDの認知度が向上。中国製BEVは日本のユーザーにどこまで受け入れられるか(プレスリリースより)

長澤まさみのCM効果でBYDの認知度が向上。中国製BEVは日本のユーザーにどこまで受け入れられるか(プレスリリースより)

 長澤まさみ出演の「ありかも、BYD!」というコマーシャルのお陰もあってか、中国の自動車メーカーBYDの認知度が向上している。日本で販売する「ATTO 3」と「ドルフィン」と言う2台のBEV(バッテリーEV)が販売好調だという。その理由のひとつが「お安い」であり、購入動機の上位に来ているようだ。

 これまでの状況を見るとエンジン車より2~3割以上高額になるのがBEVだが、BYDの日本販売モデル第3弾のスポーツセダン「SEAL(シール)」の価格はシングルモーター仕様528万円、ツインモーター仕様605万円。エンジンを搭載した同セグメントのドイツ車などと同じような値付けで、BEVが手に入ることになる。はたして走りや車内の質感など、プレミアムセダンとしての総合力はどうなのか。シリーズ「快適クルマ生活 乗ってみた、使ってみた」。自動車ライターの佐藤篤司氏がBYDの「SEAL」をレポートする。

BYD「SEAL」。バッテリーとボディを一体化する革新的技術により、ボディ剛性と衝突安全性、ハンドリング性能が飛躍的に向上した

BYD「SEAL」。バッテリーとボディを一体化する革新的技術により、ボディ剛性と衝突安全性、ハンドリング性能が飛躍的に向上した

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