日々の生活の中には、小さな“困った”がたくさんある。そんな“困った”を解決するテクニックを専門家に聞き、記者が実際にチャレンジ! 「これは使える」と実感したものを厳選して紹介します。
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開かない瓶のふたは逆さにして叩く
警視庁のホームページにある「災害対策課ベストツイート集」によると、瓶のふたが硬くて開かないときは、瓶を逆さまにして、真上から手のひらで何度か叩くといいとか。叩いたときの振動で、瓶とふたの間にわずかな隙間があき、そこから空気が入って開けやすくなるようだ。実際に試すと簡単に開けられた。
暑いときは扇風機の前に凍らせたペットボトルを
節約のため、冷房効果が上がるようエアコンと扇風機を併用している人も多いだろう。さらに涼しくなる方法がある。
「ペットボトルに水を8分目まで入れて冷凍室で凍らせます。それを受け皿に置いて扇風機の風を当てると、扇風機の風がペットボトルから出る冷気を飛ばし、“冷風扇”のような効果が」(節約アドバイザー・丸山晴美さん)
机上でミニ扇風機を置いて試すと確かに涼しかった。
ツナ缶を使って簡易ランプが作れる
「オイルタイプのツナ缶のふたを少し開け、ねじってこより状にしたティッシュペーパーを中にさして油をしみこませ、火をつけると、簡易ランプになります」(丸山さん)
実際に試してみると、確かに火が付いた。5分ほどで消えてしまったが、油はたっぷり残っていたので、ティッシュペーパーを新たにさせば、またランプに(2時間は使えたという人も)。油がなくなるまで繰り返し使える。火力は想像以上に強く、足元を照らすには充分な明るさになる。魚を焼くようなにおいがするのと、火の強さと熱さで持ち運びに不便なのが玉にきず。使用後、中のツナは味が変化していることもなく、おいしくいただけた。災害時やアウトドアで活用できる。