【基本的に必要なもの】
揚げ玉、キムチ、ラー油、チューブ辛子、海苔、万能ネギ、大葉、紅生姜
こんな感じで「何が合うかな~」と試行錯誤しながら自分なりの最高の冷やし中華を醤油ダレ、ゴマダレ両方で完成させるのが楽しい。とはいっても私は断固として主張したい! 「冷やし中華にはハムよりもチャーシューが合う!」「キチンと水分を飛ばした錦糸卵よりも、フワフワの玉子焼きの方が合う!」「冷やし中華は大量の野菜をおいしく食べるものである!」「味変はしまくってナンボ!」と。
山岡と雄山が冷やし中華の可能性を認め、多様性があるメニューであることを示したのはとてもいいこと。別に各人が好きな具を乗せればいいんですよ。パイナップルとミカンの缶詰をどっさり乗せたものでもいい。それだけ自由で素晴らしい料理だと思います。
【プロフィール】
中川淳一郎(なかがわ・じゅんいちろう):1973年生まれ。ネットニュース編集者、ライター。一橋大学卒業後、大手広告会社に入社。企業のPR業務などに携わり2001年に退社。その後は多くのニュースサイトにネットニュース編集者として関わり、2020年8月をもってセミリタイア。著書に『ウェブはバカと暇人のもの』(光文社新書)、『縁の切り方』(小学館新書)など多数。最新刊は『日本をダサくした「空気」』(徳間書店)。