トレンド

《松屋が値上げ&深夜料金導入》『牛めし並盛』なら7%加算で460円、『牛焼肉定食』なら900円…「牛めしは納得できる範囲内。牛定は薬味復活も考慮」の指摘

松屋のタッチパネル式の券売機。22時から翌5時までの間は「深夜料金適用中」と表示される

松屋のタッチパネル式の券売機。22時から翌5時までの間は「深夜料金適用中」と表示される

 今回の松屋の価格改定と深夜料金の導入について、SNSでは〈松屋、値上げ+深夜料金でめっちゃ高くなってて泣いた〉などと、ショックを受ける声が続出。外食チェーンに詳しいライターの小浦大生氏はこう説明する。

「現在の大手牛丼チェーンにおける“並盛”を比較すると、すき家『牛丼(並盛)』が430円、吉野家『牛丼(並盛)』が468円です。これまで松屋『牛めし(並盛)』が400円だったというのは、かなり安かったと言えるでしょう。今回松屋が値上げして『牛めし(並盛)』が430円になったのは、標準的な価格に近づいたと見ることもできます。また、すき家も松屋も深夜料金を加算しても吉野家より安いということを考慮すれば、“並盛”に関しては納得できる範囲内での値上げだと思いますね」

今年に入って150円の値上げも薬味復活となった『牛焼肉定食』

 松屋の価格改定は今年に入って2回目。3月の価格改定では『牛焼肉定食』や『カルビ焼肉定食』が100円値上げされた。

「『牛焼肉定食』や『カルビ焼肉定食』については、今回の価格改定で50円値上げしているので、前回とあわせて今年に入ってから150円値上げしていることになります。安さが魅力でもある牛丼チェーンの定番メニューとしては、なかなかの値上げ幅であるのはたしかでしょう。

 ただ、『牛焼肉定食』や『カルビ焼肉定食』などについては、2023年2月に定食から大根おろしとネギがなくなり、代わりに90円の小鉢をトッピングとして提供する形にリニューアルされていたものが、現在は定食に大根おろしとネギが組み込まれる形に戻っています。“薬味の有料化”は実質的な値上げと言われていたので、戻ったのは消費者にとってはうれしい話だと思います」(小浦氏)

次のページ:牛丼チェーンの深夜料金は一般化していくか

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。