新NISAがスタートしてから半年が過ぎた。いまなお加入者は増え続け、新規口座開設数はこの半年で約224万件、累計では1501万件、前年同期比の2.6倍にものぼる。そんな新NISAを賢く、お得に活用するには注目銘柄を選ぶ以外にもさまざまな技がある。
ポイントを投資の元手にする
例えば、ネット証券なら、楽天証券は楽天ポイント、SBI証券はVポイントやTポイントなど買い物などでつくポイントを投資の元手にできる場合がある。ファイナンシャルプランナーの風呂内亜矢さんが語る。
「さらに楽天証券と楽天銀行で口座連携させると普通預金金利が0.1%に上がり、auじぶん銀行とauカブコム証券にau PAYを連携するなどで普通預金金利が最大0.33%になるなど、銀行口座と証券口座を両方持っていると、普通預金金利が上がる場合もあります」
クレジットカードでの積み立ての購入日は多くの場合「毎月1日」に設定されているが、楽天証券の「楽天キャッシュ」なら、任意の日が選べる。
「1日は機関投資家の『買い』も入るため、株価が高くなりやすい。なるべく安く買うには月の中旬以降、例えば縁起の悪そうな13日や個人投資家が集中しにくい給料日前がいいかもしれません。楽天キャッシュの積み立てはポイント還元もあります」(松岡さん)
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