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【サンリオ、フードアンドライフカンパニー、キヤノン】「総悲観は買い」か「休むも相場」か? 日経平均乱高下の局面でチェックしておきたい好決算銘柄3選

サンリオ(8136)

「ハローキティ」などのキャラクター商品の企画と販売、版権ビジネス、テーマパーク運営を行っている同社が、8月2日の引け後に2025年3月期第1四半期決算にて好業績を発表した。

 業績面では前年同期比で売上高+42.3%、営業利益+80.2%、経常益+83.6%、純利益2.1倍という大きな成長を果たし、上期、通期の業績について大幅な上方修正を行った。

 この第1四半期の業績躍進を説明する内容が公開されており、修正理由としては「国内の店舗・テーマパークでは、社内施策が順調に進んだことに加え、国内客・外国人観光客による人流の活発化に伴い客数が大幅に増加し、売上高が期初計画を上回って推移」「ライセンス事業におきましても、国内・海外ともに引き続き複数キャラクター展開等の戦略的な施策が奏功し、特に北米や中国における業績が牽引するかたちで売上高が期初計画を上回りました」と発表している。

 8月に入ってからの株価は市場乱高下の影響を大きく受けているが、特筆すべき好決算を出してきただけに、今後の株価動向には大いにチェックしておきたい。

フードアンドライフカンパニー(3563)

「スシロー」ブランドでおなじみの同社は回転ずしチェーンで首位、韓国・アジアにも進出している。同社は8月2日に2024年9月期第3四半期決算発表を行い、5月10日に出した上半期決算同様、再びの好業績を発表した。

 前年同期比において売上高+20.9%、営業利益2.2倍、経常益2.3倍、純利益+82.8%という成長は申し分ない。業績好調の背景には数々の挑戦ともいえる施策を行ってきたことがある。なかでも、国内事業において、円安で物価高騰が叫ばれている時期に「中トロ+まぐろ」を1皿税込100円で提供するキャンペーンを行ったり、「お会計5%OFFクーポン」施策でリピート来店を狙う取り組みや、人気アニメ『推しの子』とのコラボでグッズやメニューを新規開発するなど、話題を呼んだ。これらの取り組みの成果で業績は大幅躍進となった。こちらも8月に入り全面暴落の波を受けているが、また上昇する期待が集まるだろう。

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