住まい・不動産

「たしかに家賃は安いけど…」格安の“大家さん物件”の住心地を左右する大家さんとの相性 「ほのぼのコミュニケーションなんてない」「朝夜問わず電話がかかる」

過干渉でドン引き「外出中に直しておくから」

 Iさんのように大家さんがいい加減なパターンもあれば、しっかりし過ぎなパターンもある。フリーランスのYさん(30代男性)が立川市で借りた部屋は、60代男性の大家さんが隣の敷地に住んでいる物件だ。職場が近く、家賃もワンルームにしては相場より1万円ほど安い8万円台で、駐車場つきというお得物件だったため即決だった。想定外だったのは、大家さんがとにかく部屋の様子を気にかけてくることだという。

「僕自身は車を持っていないのですが、友人が車で遊びに来たり、レンタカーはよく使うので、駐車場があるに越したことはありませんでした。大家さんは元々建設業や内装業で成功した人らしくて、すごく器用なんです。風呂場の水が流れないとか、ドアのレールがガタガタしているといった不具合はあっという間に直してくれます。

 業者を呼ばなくてもいいのはありがたいのですが、大家さんと顔を合わせるたびに『部屋で気になっているところはないか?』と聞かれるんです。あまりにも聞かれるので、『何かあったら連絡します』と言っても、聞いてくる。

 また、工事や作業に時間がかかるときは、『仕事に行っている間に直しておくから』と言って、勝手に部屋へ入ろうとします。大家であっても、知らない人を部屋に入れたまま外出できるほど不用心じゃありません。正直過干渉というか……」(Yさん)

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