高校野球を見ながら店員と世間話
休憩スペースがあり、なおかつ「酷暑避難場所」のポスターが掲示してあるホールであれば、パチンコを打たない人でも気軽に休憩しやすいだろう。しかし、ポスターが掲示していないホールの場合、パチンコを打たずに休憩することがマナー違反になってしまうケースもあるという。
「都内の繁華街にあるそこまで大きくないホールなどの場合、そもそも休憩スペースがない。そういったホールで“休憩だけをする”というのは難しいかもしれません。パチンコホールでは、“打たない台には座らない”というのが基本的なルールになっていて、“空いている台に座って、打たずに休憩する”という行為は、ルール違反になってしまいます。
ただ、友人と2人でホールに行って、友人が打っている横で“打たずに見学をする”というケースであれば、見学用の椅子を出してくれるホールも多くあります。そういった形で休憩をするのは可能です」(藤井氏)
一部のホールでは、休憩スペースに読み放題の漫画や置いてマッサージチェアが置いてあったりするなど、設備やサービスが充実しているケースもある。神奈川県に住む飲食店勤務のAさん(40代男性)は、行きつけのホールで“休憩”することも多いという。
「仕事が休みの日に朝から晩まで打つ間には、休憩スペースでゆっくりします。そこはテレビも漫画も置いてあって、最高なんです。
店員さんもすごくフレンドリーで気さくに話しかけてくれます。私だけでなく、ほかの常連とも仲が良く、朝からずっと休憩スペースで高校野球を見ながら店員さんと世間話をしている高齢者の方もいますよ。酷暑を避けつつ息抜きをし、人とコミュニケーションも取れるという恵まれたスポットです」