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女子大人気が下降するなかで注目の存在となった昭和女子大学 改革を進めた坂東眞理子・総長が明かす“新しい実学志向の学部学科の強み”

 坂東総長はこう語る。

「多くの学部学科があるとなにか異変があった時に強いですね。コロナ禍で海外に行くことが足止めされたため、どの大学も国際系や英語系の学科が志願者を減らしましたが、昭和女子大もそういう傾向がありました。ただ、ほかの学科が好調だったのでその部分を補ってくれました」

 女子大は小規模で学部は「文学部と家政学部だけ」という大学も多く、そうなると、なにか社会全体で事変が起きた時に、ある分野の志願者が減ると苦境に陥りやすいのだ。

 今回は女子大全体の苦戦の理由と、どう改革すべきかを探るため、好調と評判の昭和女子大の試みを紹介した。次回も続けて昭和女子大の関係者へのインタビューを掲載していく。

第3回に続く第1回から読む

【プロフィール】
杉浦由美子(すぎうら・ゆみこ)/ノンフィクションライター。2005年から取材と執筆活動を開始。『女子校力』(PHP新書)がロングセラーに。『中学受験 やってはいけない塾選び』(青春出版社)も話題に。『中学受験ナビ』(マイナビ)、『ダイヤモンド教育ラボ』(ダイヤモンド社)で連載をし、『週刊東洋経済』『週刊ダイヤモンド』で記事を書いている。【Xアカウント】@sugiyu170

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