GoogleはPixel 9シリーズ(8月22日にPixel 9、Pixel 9 Pro XL、9月4日にPixel 9 Pro、Pixel 9 Pro Fold)を発売した。Appleも9月にiPhone 16シリーズを発売する見込みだ。スマホメーカー各社が新機種を投入し続けているが、日本の若者世代にはiPhoneが圧倒的な人気を誇っている。
MMD研究所の「2023年9月スマートフォンOSシェア調査」(対象:18歳~69歳の男女4万人、実施期間:2023年9月22日~9月27日)によると、メインで使用しているスマホの利用率はiPhoneが50.0%、Androidが49.7%と拮抗。年代別では、iPhoneは10代女性が84.9%で最多。次いで20代女性81.9%、10代男性78.8%、20代男性73.8%と続いており、10代・20代を中心にiPhoneが絶大な支持を集めていることがわかる。
なぜ若者はAndroidではなくiPhoneを支持するのか、実際にiPhoneユーザーの若者たちにその理由を聞いてみた。
友達は「みんなiPhoneだから」と父親にゴリ押し
都立高校に通う女子学生・Aさんは今春、Androidユーザーの父親とスマホの買い替えをめぐり、ケンカしたという。
「第一志望の都立高校に受かったら、お祝いに新しいスマホを買ってくれるという約束だったので、iPhone 15をお願いしたら、お父さんから『高校生に10万円を超えるスマホは高すぎる』とめちゃくちゃ渋られました。確かに値段は高いけど、型落ちでいいから絶対にiPhoneがよかったんです」
これまで父の“お下がり”であるAndroidを使ってきたAさん。「今度は絶対にiPhoneがよかった」という。
「周りはみんなiPhone。AirDropで写真を共有できないとか面倒だし、iPhoneだとケースもいっぱいあるから、友達と一緒に選べて楽しい。何でもいいからiPhoneがいいと大騒ぎした結果、13を買ってもらいました」(Aさん)