藤川里絵「さあ、投資を始めよう!」

【米国株投資の始め方】円貨決済と外貨決済の違い、取引時間などの基礎知識 「誰もが知るジャイアント企業」や「数十年連続増配安定企業」に1株から投資できる

米国にはアップルやエヌビディアなどグローバルに展開する著名企業が多く、投資先としても人気が高い(写真:イメージマート)

米国にはアップルやエヌビディアなどグローバルに展開する著名企業が多く、投資先としても人気が高い(写真:イメージマート)

 NISA口座では米国株の指数に連動する投資信託が人気を集めているが、米国の個別株に直接投資している人はまだ多くないかもしれない。では、どのように米国の個別株に投資したらよいのか。また注意すべき点は何か。『世界一楽しい!会社四季報の読み方』などの著書がある個人投資家で株式投資講師・藤川里絵さんが解説するシリーズ「さあ、投資を始めよう!」。第107回は、「米国株の買い方」について。

 * * *
 S&P500や、NASDAQなどの米国株指数を投資信託などを通じて購入している人は多いと思いますが、米国の個別株は買ったことがない人もまだまだ多いかと思います。最近は、証券会社でも米国株投資に力を入れているところが多く、投資のハードルはかなり下がってきました。日本株とちがって、1株から買えるので、投資資金が少ない人でも十分楽しめます。

米国個別株投資をはじめる準備

 米国株を買うには、円を米ドルに両替してから、米ドルで株を買うという手順があります。ただし、証券会社によっては、注文時の為替レートで自動的に米ドルにして米国株を買ってくれる「円貨決済」ができます。手間がなく楽ちんなので、両替のタイミングなど考えるのがめんどくさい人におすすめ。SBI証券、楽天証券、松井証券、moomoo証券では、買う時も売る時も為替手数料が無料なのでお得です。

 為替のタイミングを測って、できるだけ有利に売買したい人には、「外貨決済」をおすすめします。証券口座内で保有している円を、円高になったときに米ドルに両替してドルで保有しておきます。あとは日本株と同様、よきタイミングで米国株を買います。

 円高のタイミングをピンポイントで当てるのは難しいので、何回かに分けて少しずつ両替しておくのがよいでしょう。

次のページ:米国株の取引時間
関連キーワード

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。