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《豪雨で浸水、地震…》地下鉄や地下街で災害に遭ったらどう動くべきか? 「人が少ない避難経路へ」「勝手に列車外に出ると感電する恐れも」専門家が指摘する注意点

豪雨時は地下鉄や地下街で浸水被害も(2003年福岡県の地下鉄「博多駅」/共同通信社)

豪雨時は地下鉄や地下街で浸水被害も(2003年福岡県の地下鉄「博多駅」/共同通信社)

地下鉄に乗車中に災害に見舞われた場合

 豪雨の際は、水とともにガラスなどの危険物が流れてくるので要注意。また地震では、電灯や看板などの落下物に気をつけたい。名城大学特任教授の川崎浩司さんが語る。

「停電することもあり得ますが、その場合まずは落ち着くことが大事。スマホや携帯などのライト機能を使って周囲の状況を確認し、避難経路を探してください」

 非常時に備えて、日頃からよく使う地下鉄や地下街は複数の避難経路を確認しておくこともリスクを減らす。また突然の天候不良に備え、天気予報やスマホの雨雲アプリなどをこまめにチェックする習慣もつけておこう。

 加えて地下鉄に乗車中に、豪雨や地震に見舞われた場合の対応もシミュレーションしておきたい。

「地下鉄は一時的に停止しても、脱線しない限りは非常電源で次の駅まで移動できるシステムが採用されてきています。勝手に車外に出ると運行を妨げるばかりか、線路近くに高圧電流が流れているので、漏電などが起きると感電する恐れがあります。乗務員の指示がない限り、車内にとどまってほしい」(和田さん・以下同)

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