「バスタオルは洗わなくてOK」という夫と反目
夫婦間でもタオルの共有を避ける人がいる。メーカー勤務の30代女性・Bさんは、夫が「バスタオルもボディタオルも洗わなくていい」というスタンスであることを嘆く。
「夫は『きれいな体を拭いているんだから、バスタオルは使って乾かしたらまた使ってOK』『ボディタオルも石鹸をつけて洗っているんだから、キレイなもの』と主張するんです。でも私は、どちらも一度使ったら洗いたい。何日もそのままのバスタオルを使う気はしないので、私が洗濯するからというルールで、自然にどちらも専用のものを用意するようになりました」
子供が生まれてからも、このルールは適用している。
「洗面所の手洗いタオルは共用ですが、洗面所で子供が顔を洗う時は新しいタオルを出しますね」(Bさん)
サウナのタオルに染み込んだ他人の汗に耐えられなくて
家庭の外でもタオルの共有に違和感を覚える人もいる。不動産会社勤務の50代男性・Cさんは、「サウナの座面が気になる」と明かす。
「サウナの座面にタオルやマットが敷いていなかったり、タオルが敷いてあっても前の人の汗でぐっしょり濡れていたり……。お尻が触れるところなので、なんとなく前の人の汗の上にそのまま座るのは気が引けるんですよね。サウナに行く時は、ちゃんと専用のサウナマットを持ち込めるところを選ぶようにしています」
タオルを共用したくない人たちは、それぞれ“自衛”しているようだ。(了)