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テーブル席があってもカウンター席を選ぶ人たちの行動原理 「作業に集中できる」「2人席や4人席は申し訳ない」「相席になる方がストレス」

カウンター席が落ち着く人たち(イメージ)

カウンター席が落ち着く人たち(イメージ)

 1人で入ったカフェでテーブル席とカウンター席があった場合、店内が空いていれば、広いスペースを使えるテーブル席を案内されたり選んだりする人もいるが、一方で積極的にカウンター席を選ぶ人たちがいる。カフェでどんなに店内が空いていても必ずカウンター席を利用するというのは、都内に住む会社員・Aさん(30代男性)だ。

「カフェでノートパソコンで作業することもあるのですが、カウンター席は前が壁かパーテーション、あるいは外が見えるようなガラス張りになっているので、他のお客さんの姿が見えづらいせいか集中できるように思います」(Aさん)

 Aさんは、テーブル席ではどうしても周囲の客が気になってしまうという。

「たとえば自分が2人席のテーブルに1人で座っていて、隣に2人が座っている場合、なんだかんだで会話が耳に入ってきてしまい、仕事に集中できないんですよね。もちろん1人きりになりたいならネットカフェの個室にでも行けばいいんでしょうが、僕は少しざわざわしている空間のほうが居心地がいい。その意味で、カウンター席がベストなんです」(Aさん)

1人で2人席や4人席に座れない

 周囲に気を遣ってカウンター席を選ぶというのは、神奈川県に住む会社員・Bさん(40代女性)だ。

「カフェだけでなく牛丼店や定食屋さんでも、1人で行くときはカウンター席に着くようにしています。2人席に1人で座ったら、1人分の席が使えなくなって、お店に悪いなと思ってしまうんです。後から2人組のお客さんが来ることも考えて、避けますね」(Bさん)

 Bさんは、他の客がテーブル席に1人で座っているのを見ると、「やはりちょっと気になりますね」という。

「すごく広くて空いているお店ならまだしも、結構混んでいるのに1人で2人席に座って長居をする人とか、さらに酷いと1人で4人席を占拠しているお客さんもいます。そういう光景を見ると、『他の客のことも考えろ』と思っちゃう。少なくとも自分は、そういった“空気が読めない客”と思われたくないです」(Bさん)

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